記事一覧

項羽と劉邦読破

こちらも読み終わりました。
私が学生だったころ、リアルタイムで描かれていたのがこの作品で、本屋で新刊が並んでいたのを当時目にしていました。だから私の中では横山光輝=項羽と劉邦の人、というすりこみができていたようです。

司馬遼太郎の「項羽と劉邦」を先に読んでいたのですが韓信の印象があまり残っていませんでしたがすごい人だったんですね…。
あと諏訪緑の「紀信」という作品も大好きなんですが、あの作品が舞台としている時期がどういう時であったかが良くわかり、また「紀信」によって淡々と描かれてる篭城戦の生々しい内側を想像しながら読めて、実に胸が熱かったです。どっちも読んどいてよかったよ。
項羽の描写がクライマックスに至るまで稀薄だった気もしていたのですが、それがかえって最期を際立たせていたのが良かったです。

また司馬遼の項羽と劉邦読み返してみようと思います。