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三国志 23巻まで

要所要所で非常にかっこいい絵があってしびれます。
張飛が橋の上で曹操軍を迎え撃とうとしてる月を背にした絵とかかっこよすぎてどうしよう。
そんでヒゲダルマの関羽も張飛もすごく可憐に見えてどうしよう。張飛は受け。
あと孔明の性格がすごすぎてどうしよう。劉碕の申し出を取り付く島もなくあしらったさまにふるえあがったよ。おそろしいよ。

長編は苦手なのですが読み始めると面白いです。けどちょっとやっぱりややこしくて名前とか誰だったかすぐ忘れます。
いっぺん小説とかで読んでみたらいいんじゃないかと思いつつ、小説だったらたぶんもっと分からないぜ。
以下諏訪緑語り。
続き
で、唯一知ってる三国志関連の作品「時の地平線」と全然ぶれないのもおもしろいです。孔明の性格はだいぶ違いますが(笑)大元ではぶれてないと思います。これ読み終わってからまた時地も読み直そうかな。
諏訪先生の大好きな作品で「紀信」というのがあるのですが、これは項羽と劉邦の物語に出てくる同名の人物の短編で、司馬遼太郎の項羽と劉邦に「紀信の悪口癖」という一節があり、そこをきりとってふくらませて漫画にしたような作品です。
三国志を読んでると似たような印象を受けます。
諏訪先生ご自身も大学で史学を修められた方ですので独自ながらしっかりした歴史観をお持ちなのですが、既存の名作とぶれることなく膨らませておられるのはさすがだと思います。