バビル2世、その名は101など一連の作品を読み終えて、次に手を出したのはこれでした。マガジンコミックス版の表紙が綺麗で、そっちの全6巻を購入しましたが表紙見ただけじゃ何の話かまったくもって分かりませんでした。今購入を考えてる魔界衆も、4巻揃えの方は表紙見てるとジャンルが分からなくなってきます。時代物かと思えばなんかUFO飛んでるし石森御大かと。
最初うっかり3巻くらいから読んでしまったのですが、その時の印象は、よくもまあこれだけ自分からトラブルへ巻き込まれてゆく人がいるもんだ、でした。もうちょっとうまく立ち回れただろうに何故こう自分から最悪の選択ばかりしちゃうんだよ、と思ったら時間が来たら強制送還されるからかつ、歴史変える気満々だったからか…。
それにしても、ちょっと運も悪すぎるぜ行者さま。
で、読んでみたら話自体はとても面白かったです。つっこむところは多々あるけれど。認識番号どうなったのとかさ。
自分から巻き込まれる事も多いくせに、拷問されたのを執念深くうらんで結局歴史を変えない手伝いしたり、行動に矛盾が見られます。まあ、ちょっと早まっただけだって自分では言ってたけどね。
あと牢から脱出するたび牢壊すのはいかがなものかと思う。
大自然も破壊しすぎ。
よくこんだけやって歴史変わらなかったよね。人助けなんかもいっぱいしたけどね。
家光と弟の関係のところがそのまんま闇の土鬼に使いまわされててすんごいデジャヴを感じました。続けて読んだからなおさらだ。
でも実に面白い作品でした。横光歴史ものの魅力を垣間見ました。